ガルダ湖畔の戦い 03 
Battle on the shores of Lake Garda 03

ロナートの戦い、カスティリオーネの戦い

勢力 戦力 損害
フランス共和国 ロナート:約20,000人
カスティリオーネ:約30,000人
ロナート:約2,000人
カスティリオーネ:約1,300人
オーストリア ロナート:約15,000人
カスティリオーネ:約25,000人
ロナート:約5,000人
カスティリオーネ:約3,000人

右翼カスダノウィッチ師団の詳細計画

 歩兵15,272人、騎兵2,349騎、大砲40門を有するカスダノウィッチ師団は、クレナウ(Klenau)旅団、ルシニャン(Lusignan)旅団、オット(Ott)旅団、オクスカイ(Ocskay)旅団、スポーク(Spork)旅団、ロイス(Reuss)旅団の計6個旅団に分けられた。

◎カスダノウィッチ師団の詳細計画

 7月27日、クレナウ旅団、オット旅団、オクスカイ旅団はコンディーノ(Condino)からダルツォ(Darzo)の間、ルシニャン旅団はキエーゼ渓谷とメッラ渓谷の間、スポーク旅団、ロイス旅団はガルダ湖西岸沿いに集結する。

 その後、クレナウ旅団はイドロ湖西岸に位置するアンフォ(Anfo)の北にあるロッカ・ダンフォ(Rocca d'Anfo)要塞を占領。ルシニャン旅団はカスト(Casto)に移動する。オット旅団とオクスカイ旅団はアンフォ周辺を占領する。スポーク旅団とロイス旅団はガルダ湖西岸沿いから山道を通りイドロ湖方面へ移動する。

 28日、クレナウ旅団はサン・テウゼービオ(Sant'Eusebio)を、ルシニャン旅団はガルドーネ・ヴァル・トロンピア(Gardone Val Trompia)を経由しブレシアへ向かい、オット旅団はアンフォからイドロとトレヴィーゾを経由し前衛部隊をサローへ進軍させる。スポーク旅団とロイス旅団はノッツァ(Nozza)に進軍する。

 29日、オット旅団とオクスカイ旅団はサローを攻撃し占領。オクスカイ旅団はサローに残り、軽騎兵隊でマネルバ等の湖岸のパトロールを行う。その後、オット旅団はガヴァルド(Gavardo)に向かいそのまま南下し周辺地域を勢力下に置く。ロイス旅団はカストとロドリーノ(Lodrino)を経由しガルドーネ・ヴァル・トロンピアへ向かう。

 オット旅団がポンテ・サン・マルコ(Ponte San Marco)村に到着したら、スポーク旅団は30日中にサン・テウゼービオへ進軍する。

 30日、クレナウ旅団とルシニャン旅団がブレシアへ攻撃し占領する。スポーク旅団はサン・テウゼービオ到着後、時間があればクレナウ旅団、ルシニャン旅団とともにブレシアを攻撃し、その後ポンテ・サン・マルコに架かるキエーゼ橋とロナート(Lonato)を占領する。

 もしフランス軍がマントヴァの包囲を解きポー河の向こうまで退却した場合、カスダノウィッチ師団はフランス軍を追い、ピアチェンツァでフランス軍と対峙する。

 そうでない場合、カスダノウィッチはブレシア占領直後、チロルとの連絡を守るためにガルドーネ・ヴァル・トロンピアとロドリーノの間に強力な分遣隊を残し、ブレシアの前で有利な位置を占有し、周辺のすべての隘路を占領する。ベルガモ(Bergamo)クレマ(Crema)、クレモナ(Cremona)のパトロールを行いブレシア周辺を急速に勢力下に置いた後、クレナウ旅団、ルシニャン旅団、ロイス旅団、スポーク旅団を率いモンテキアーリを経由しヴァレッジョもしくはゴーイトへの進軍を行う計画だった。

ガルダ湖オーストリア艦隊の詳細計画

 ガルダ湖の南7割ほどをフランス艦隊が勢力下に置いていたため、マントヴァ要塞救援作戦においてガルダ湖沿いの道路の安全に加え、ガルダ湖西岸のカスダノウィッチ師団とガルダ湖東岸のメラス師団の連絡をスムーズに行うことができなかった。

 ガルダ湖のオーストリア艦隊は作戦が始動する前にフランス艦隊を打ち破りガルダ湖の支配を確立する必要があった。

◎ガルダ湖艦隊の詳細計画

※艦船数、艦船配置場所は正確ではない。

 23日以降、オーストリア艦隊はマルチェジネ(Malcesine)を出港し、カステッレット(Castelletto)、パイ(Pai)、トッリ・デル・ベーナコ(Torri del Benaco)を根拠地としていたフランス艦隊を攻撃しペスキエーラに封じ込める。

 その後、ガルダ湖西岸のカスダノウィッチ師団とガルダ湖東岸のメラス師団の連絡を担う。

 もしガルダ湖がフランス艦隊の勢力下に置かれていた場合、ガルダ湖西岸のカスダノウィッチ師団とガルダ湖東岸のメラス師団の連絡が遅延する他、沿岸の街を占領したとしてもフランス艦隊の脅威にさらされ、サロー等沿岸の街への支援も出来ず、さらに補給物資の輸送にも支障を来たすことになるのである。